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2007年10月

2007年10月27日 (土)

間違いだらけのハウジング選び

ハウジングを購入するとき、何を基準に決めますか?
メーカー? 予算? 使いやすさ? 当たり前のことですが、安くて使いやすいものがいいに決まっていますよね。

そこで、今回は水中バランスに限定してお話することにします。
ハウジングを設計、製作、販売している私たちが一番心がけていることは水中バランスなのです。

私自身、長年ハウジングを使って水中写真を撮っていますが、気になるのは水中での撮影機材が重い点です。過去に製造されていた某メーカの水中専用カメラは、水中重量が2キロ以上もありました。これでは、1時間も手持ちで写真を撮っていたら手首が痛くなり、腕は筋肉痛になります。ハウジングにしても、全装備で何キロという重量になってしまいます。
しかし、いろんなお客様と話をしていると「なるべく小さいのが良い」とか「素材は金属がいい」とかという話題ばかりで、水中でのバランスを訴える方は皆無です。私たちはそのたびに「ハウジングは運ぶためにあるものではないし、飾っておくものでもないので、撮影しやすいハウジングを買いましょう」とアドバイスしてきました。

本当に使いやすいハウジングとは、全装備で水中重量が500グラムから重くても1キロ以内が理想と考えます。手前味噌になりますが、NautilusシリーズとNautilusNEOシリーズはこの点を十分考慮して製作しております。これまでのハウジングにはない水中でのバランスが体験できると思います。

《テール》では、無料でハウジングをご利用いただけるサービスを実施中です。ぜひ一度お試しください。

text by 千々松政昭

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2007年10月20日 (土)

水没 !? そのとき、どーする? (前編)

水中撮影で一番怖いトラブルといえば、水没ではないでしょうか。

カメラは電子部品が多いので、水濡れに極端に弱いのです。撮影前にOリングのメンテナンスをきちんと行なったり、定期的にハウジングのオーバーホールをすることで、水没のリスクは軽減します。

が、それでも何かトラブルがあって、ハウジングの中に水が入ってきてしまったら? ダイビング中に水没(または水没の可能性)に気づいたならば、そのときは冷静に、次の手順に従ってください。

①ハウジングを水平に保つ。
ハウジングの下部には、多少の空間があります。少しばかりの浸水ならば、そこに水をためておけばカメラが濡れずにすみます。あわてて上下左右に揺らしてしまうと、カメラを濡らすことになりかねません。
②ガイドに水没した旨を伝える。
バディやガイドに、カメラにトラブルがあったことを伝えましょう。ガイドが状況判断をして、場合によっては浮上することも可能です。
③落ち着いて浮上する。
一刻も早くカメラを水から出したい気持ちはわかりますが、そんなときこそ冷静に。浮上スピードや減圧停止時間を守って、安全に浮上しましょう。カメラは修理がききますが、体は修理がききませんよ!
④注意しながらエグジット。
最後までハウジングを傾けないよう注意しましょう。船上のスタッフに手渡す場合には、水没している旨をはっきりと伝えて注意を促してください。

……今回はここまで。ダイビング中に水没に気づいたときの対処法でした。
陸に上がってからの応急手当については、次回でご紹介いたします。

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2007年10月14日 (日)

ハウジング選びのワンポイントアドバイス

Kizai12

お客さまの質問で一番多いのが、「どのハウジングを選んだらいいの?」というもの。中身のカメラの選択はもちろんですが、それに合わせたハウジング選びに悩んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

ハウジングは素材によって、それぞれ特色があります。主なポイントをご紹介しておきましょう。

アルミハウジング……nexusシリーズなど
アルミの鋳物でできていて、分厚く重量感のある堅牢な作りになっています。機種ごとに型を作って大量生産するため、対応する機種がある程度決まってきます。デザイン性に優れ、高級感があるのも特徴です。しかし落とすと歪むことがあり、そうなると修理ができません。また他のハウジングに比べ、値段もやや高めです。

ABS樹脂ハウジング……Nautilus NEO、ジリオンなど
樹脂とゴムをミックスした素材で、剛性、硬度、耐衝撃性などに優れています。ブロックを削って1台ずつ作りますが、対応する機種もある程度決まってきます。重量は、陸上ではアルミより若干重めですが水中重量が軽く(ABS樹脂は水の比重とほぼ同じため)、水中バランスに優れています。

アクリルハウジング……Nautilusなど
アクリル板を折り曲げ、接着して作ります。1台ずつ手作りするので、お好みに合わせたオーダーメイドが可能です。落とすと割れたり欠けたりすることがありますが、修理してまた使うことができます。透明なケースなので、水没に気づきやすいというメリットもあります。値段も安価で、商品回転の速いデジタルカメラの買い換え需要にも対応します。

どのハウジングを選ぶかは、お好みやご予算次第です。ハウジング選びに悩んだら、まずスタッフにご相談くださいね。

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