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2007年11月

2007年11月22日 (木)

Nautilus NEO 40D テスト撮影レポート

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先日、Nautilus NEO 40D のテスト撮影に行ってきました。キヤノン EOS 40D 用、期待のABS樹脂製NEWハウジングです。

場所はホームグランドの東伊豆・富戸。
レンズはトキナ10-17mmズームとEF50mmマクロ。
今回、ストロボはINON D2000を2灯を使用しました。

【作例】イナダの群れPhoto

まずは、テスト撮影を終えての全体的な感想です。
前モデル同様、Nautilus NEOの特徴である水中バランスは、設計通り大変素晴らしい。扱いやすい水中重量に仕上がりました。これなら、長時間の撮影も水中移動も楽でしょう。

ゴーストも杞憂に終わりました。このハウジングは内蔵ストロボを発光させるタイプなので、内面反射で画像にレンズが写り込まないか心配していたのです。でも、INONクリアフォトフィルムを張ったおかげで、内面反射によるゴーストは発生しませんでした。
TTL発光も順調です。内部には光を光ケーブルに伝えるための鏡を設置してあり、ほとんどの場合、補正の必要はありませんでした。
また、ワンタッチで自然光撮影が可能になりました。ハウジング前面に配置したストロボ開閉レバーを下げることにより、簡単に内蔵ストロボを閉じることができるのです。これは想像以上に快適! 従来は両方の外部ストロボのスイッチを操作しなければならなかったので、それに比べると非常に楽です。

カメラの性能面では、背面の液晶画面に撮影データが表示されるので、大変見やすくなりました。老眼の方には朗報ですね。

ファインダーはINONのシステムを採用しており、ピックアップファインダーが標準で装備されています。好みや用途に応じて、45度のタイプとストレートビューファインダーに交換可能です。
正直なところ、EOS 40Dというカメラのファインダーはお世辞にも見やすいとは言えません。でも、INONのビューファインダーを装着することで、カメラのファインダーを直接見るよりむしろ見やすくなり、ファインダーのストレスは大きく軽減されます。
45度のタイプは慣れが必要ですが、ローアングルやあおっての撮影には真価を発揮します。

【作例】キビナゴを襲うギンガメアジ_mg_9406_jpg_2

ほかにもいろいろ美点がたくさんあるのですが、如何せん言葉ではどうもうまく伝えられません。ぜひ一度、Nautilus NEO 40D を実際に手にとってください。きっと、実際に使ってみたくなること間違いなし! 

というわけで、近々、伊豆の姉妹店《ダイブチームエス》でNautilus NEO 40D の無料モニターを実施予定です(※)。なお、マクロの作例は「水中写真ブログ」で紹介していますので、ご参照ください。

※現在はEOS Kiss D-X の無料モニターを実施中です。

●photo & text by 千々松政昭

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2007年11月10日 (土)

フィンは、ゴム or プラスチック?

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フルフットタイプ、ゴム素材のミュー(左)とスーパーミュー(右)

ダイビング器材において、何が一番重要でしょう?
レギュレーターやBCDなどは「高価な器材なので大事」とお考えの方も多いと思いますが、意外に軽視されがちなのが三点セット。特に、フィンが重要と私は考えます。

確かに使いづらいレギュレーターやBCDもありますが、正直いって慣れてしまえばそれが一番使いやすくなるし、工夫次第でどうにでもなります。しかし、フィンには慣れることはないし、良くないフィンを使っているとエアの消費量を増大させ疲労を蓄積させます。だから、フィン選びが大切なのです。

では、どんなフィンがいいのか?

フィンには幾つかのタイプがあります。
まず、オープンヒールタイプとフルフットタイプです。これのどちらがいいかと言われると、迷わずフルフットタイプになるでしょう。ドライスーツの場合はオープンヒールにしないと入らないのでしかたありませんが、それ以外の場合はフルフットのほうが泳ぎやすいからです。
フルフットの場合、完全に足全体を包み込むようになっています。ですから、蹴り下ろす力が完全にフィンに伝わり、足がフィンの中で動かないため効率のいいキックができます。フリーダイビングのダイバーやガイドダイバーでオープンヒールタイプを履いているのを見たことがありますか?
自然とフルフットタイプになっていくのです。

それから、素材によるタイプがあります。ゴムフィンとプラスチックフィンでは、迷わずゴムタイプを選びます。
確かにプラスチックタイプは見た目かっこいいし、軽いのでいいのですが、フィンで一番重要な「しなり」に欠けます。ゴムフィンはしなりを利用し、水を後部に押し出し推進力を生むので、少ない力で前に進むことが出来ます。
私は絶対にゴムのフルフットタイプです。
「脚力に合ったフィンを選ぶ」とは、巷でよく聞くセリフです。脚力のない人がやわらかいフィンをはくことには賛成です。でも、脚力があるからといって硬いフィンが必要なのでしょうか?

答えはNOです。

一番重要なことは、しなやかさ反発力。それがあるフィンが、最も使いやすく効率よく前進できるフィンといえるでしょう。

私のお勧めは、脚力に自信がない方にはGULLのミューです。「しなり」がありフィット感がよく、疲れないフィンです。私自身20年の間ずっとミューを使い続けてきました。
しかし、今年さらにお気に入りのフィンが登場しました。
それは同じGULLから発売されたスーパーミューです。ミューの様にしなやかで、ミュー以上に反発力のあるフィンです。大変推進力があり、疲れません。いま一押しのフィンです。
ただ、残念なのはサイズにXLがないことですかね。足のサイズが26センチ以上の方には、まだご利用いただけません。メーカーさんの話では、今年は試験的な販売で来年にはXLサイズも発売されるそうです。ご期待ください。

●text by 千々松政昭

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2007年11月 3日 (土)

水没 !? そのとき、どーする?(後編)

前々回に引き続き、水没時の応急処置を紹介します。今回は、エグジットしたあとの話です。

⑤ハウジングを水平に保ったままカメラを出す
ボートの上や陸に上がったら、すみやかにカメラをハウジングから出しましょう。その際、ハウジング内部の圧力が高くなっている場合がありますので、パチン錠をはずすときには気をつけてください。
⑥水分をふき取る
カメラを取り出し、水濡れしていないかをチェックします。不幸にも濡れてしまっていたら、電池やメディアなどを素早く取り出してください(フタを開けるとき、内部に水滴が垂れないよう十分ご注意ください。フタや、あるいは自分の髪や手から垂れてしまうこともあります)。そして、水分をタオルでふき取ります。濡れてしまったカメラは修理が必要ですが、メディアは場合によっては助かることもあります。あきらめないでください。
⑦風通しのよいところで乾かす
ツアーの最中などで修理に出すのに時間がかかる場合は、水気をタオルでふき取ったあと、風通しのよい場所に置いて水分を乾かしましょう。

そして、最後に

⑧水没したカメラやハウジングは、すみやかに修理にお持ちください。

もし疑問点、不安点などがありましたら、スタッフに相談してみてくださいね。

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