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2007年12月

2007年12月29日 (土)

デジタルCCの本格ハウジング登場!

Nikon_coolpix5100_01 FIX NP5100新発売。詳細はコチラを参照ください。

フィッシュアイからFIX NP5100が新発売されました。

久しぶりの、デジタルコンパクトカメラ用の本格派ハウジングの登場です! 昨今は、カメラメーカーから発売されている水中ハウジングとは呼べないような透明ケースが幅を利かせていましたから、これは朗報です。

中には、NIKON COOL PIX 5000と5100が入ります。クールピックスは「小(ち)っちぇえ~」「速(はえ)~じゃん、ニコン」とキムタクが宣伝しているコンパクトデジカメシリーズですね。
特に、NIKON COOL PIX 5100はデジタル一眼レフに迫る機能で、「さすがはニコン」と言えるスペックです。有効画素数12.1メガピクセルという高画質、液晶画面にとてもこだわったカメラでもあります。ちょっと残念なのはワイド側が35ミリという点ですが、マクロ派には嬉しいマクロモードがあり、小さいものも簡単に撮れます。

ハウジングの話に戻りましょう。材質はABS樹脂とアクリル、削り出しタイプで耐圧水深は60メートル、深場でも安心して使用できる堅牢さがあります。オプションパーツも多数用意され、外部ストロボ用のソケットや光ケーブル取り付けパーツ、もちろんワイドコンバージョンやクローズアップレンズも用意されています。

Photo_3 特に、同時発売されたクローズアップレンズ(右)は注目です。2枚のレンズがスライド式で重ねて使用できるようになっていて、取り付けやワイド撮影のとき、そのレンズをどこかに取り付けたりポケットに入れたりといった面倒な作業から解放されます。

専門家から見ても、このハウジングは大変よくできています。細部も丁寧なつくりで、「よくこの金額で発売できたなぁ」と感心するほどです。ぜひ一度手にとって見てください。こだわりの一品ですよ。

テールでは常時在庫を置いています。ただし、生産個数に限りがあるためメーカー側でソールドアウトとなる場合があります。予めご了承ください。

●text by 千々松政昭

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2007年12月21日 (金)

INONストレートビューファインダー発売!

45 INON製のストレートビューファインダー(左)と 45°ビューファインダー

今月、INONからストレートビューファインダーが発売となりました。長い間、待ちわびていたお客様も多かったことと思います。

デジタル一眼レフは、ファインダーがフィルムカメラに比べると見にくいものです(※理由はまたの機会に)。そこで登場したのが、外部に取り付けるピックアップファインダーなどです。

今回、紹介するのはINONのストレートビューファインダー。ハウジングに取り付けて使用するもので、INONハウジングはもちろん、ネクサスハウジングや弊社のオリジナルハウジングNautilusシリーズにも取り付け可能です。

シンプルな構造なのですが、これがとても見やすい。明るいし、従来のピックアップファインダーに比べると対象物が大きく見えるし、マスク越しでも全視野ケラレがありません。理想的なファインダーといえるでしょう。多くの老眼カメラマンの方にもお勧めの逸品。

そして、もう1つ、45°ビューファインダーも素晴らしい。
被写体が大きく見える感じがして、フォーカシングが非常に楽です。全視野をカバーしているから、フレーミングも細部まで確認できます。それと、45°ファインダーという特性上、砂地や海底などでのローアングル撮影では特に真価を発揮します。

ただ、接眼部がカメラの光軸に対して45°の角度に付いているため、対象物を捉(とら)えるには慣れが必要。実際に撮影してみると、思ったよりレンズが上を向いてしまうことが多く、最初は被写体の捕捉に苦労します。
コツは、まず目測で被写体に撮影レンズを向け、それからファインダーに目を近づけるといいですね。若干引き気味にし、目で確認してから少しずつ近付くとうまくいきます。

ストレートビューファインダーのほうは、「長い」という以外は特にデメリットはありません。ただ、レンズの光軸と眼球が一直線でないと画像がまったく見えません。目の位置を正確に固定することが必要です。

どちらを選ぶかはその人の好みですが、私は断然45度タイプが好きです。

今回紹介したファインダーに限らず、撮影機材すべてについて言えることですが、どれほど優秀なスペックであっても、新しい機材というものは最初はしっくりこないものです。数ダイブ試しただけで、すぐ「使えないや」と結論を出すのは短気すぎます。その特性を理解し、試行錯誤しつつ正しい使い方を体で覚え、使い慣れ使いこなしてこそ初めて大きな威力を発揮するものだと思います。
そうしているうちに、やがては自分の目の一部、体の一部であるかのような素晴らしい機材となってくれることでしょう。

●text by 千々松政昭

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2007年12月13日 (木)

Nautilus D300完成!

D300 Nautilus D300 
60m耐圧ハイグレードタイプ(198,000円)、右は45°ファインダー装着時。
このほか、シンプルタイプ(120,000円)とデラックスタイプ(140,000円)がある。

お待たせいたしました、Nautilus D300が完成いたしました!
木村拓哉が「ぼくの宝物だよ」とコマーシャルしているニコンのデジタル一眼レフカメラ、D300用のアクリルハウジングです。

従来のNautilusハウジングの耐圧水深は40メートルですが、今回は多くの方からのリクエストに応え、耐水圧60メートル仕様のハイグレードタイプを追加しました。耐圧水深を上げるため、一部にかなり厚いアクリル板を使用しているのですが、それが幸いして直線的で無骨だったアウトラインに丸みが生まれ、結果的にデザインもフィット感も向上したと思います。

ところで、冒頭に「お待たせいたしました」と書きました。確かにニコンD300が発売されたのは先月末、すでに2週間以上が経過しています。
パソコン同様、デジカメは2~3年という短いサイクルで新しい商品がリリースされています。しかも、新商品は旧タイプと比較にならないほど性能や機動性が向上しているもの。より質の高い水中映像を目指すユーザーとしては、文字通り一日も早いハウジングの完成を期待するのが当然でしょう。
それでも、この新しいNautilus D300というハウジングで撮影された水中写真こそが、ニコンD300による世界初の水中映像となるはずです。

というのも、ハウジングの製作というのは、通常カメラが発売されてから最低でも半年弱はかかるものだからです。まず、カメラを図面に起こし、それを元に設計が行なわれます。どれほど熟練した人でも1ヵ月は要します。ここからパーツの設計・金型やモデリングでさらに1ヵ月、その後試作や設計変更で1ヵ月、その後パーツやボディの量産で1ヵ月……と、リリースまでに軽く4~6ヶ月はかかる計算。

それを考えれば、今回のニコンD300用ハウジングの完成は驚異的なスピードです。
それというのも、このハウジングがアクリルタイプのNautilusだからこそ。すでにシリーズとして完成しているNautilus ならば、設計や試作に多くの時間を必要としません。水中バランスも使い勝手も、すでに高い評価を得ています。また、材質がアクリルなので金額も安く抑えられ、デジカメのNEWリリースに合わせて短いサイクルで買い替えることも可能となります。

ただ、アクリルハウジングは全体的に悪いイメージが根強く残っているせいか、食わず嫌いのまま使わない方がいるようです。大変残念で、実にもったいないことです。
Nautilus シリーズ、特にNautilus D300は従来のアクリルハウジングとは別物なのです。随所にこだわりのパーツを使用し、熟練のスタッフが1点1点愛情を込めて製作しております。

ぜひ一度、Nautilus D300を手にとって見てください。従来のアクリルハウジングのイメージが一新されると思いますよ。

●text by 千々松政昭

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2007年12月 4日 (火)

誤解の多いストロボ選び

D2000s

「このストロボでは光量不足でしょうか?」
「ガイドナンバーが大きいから、明るく撮れますよね?」
といった質問をよくお客様から受けます。

こういった質問をされるお客様の多くは、「ストロボとは、写真を明るく写す道具」と思われているようです。間違いではないですが、ストロボ光で画面全体をカバーできるのはマクロ撮影だけで、それも被写体のバックに何か(例えば岩や海底、宿主など)が写り込んでいる場合です。つまり、ごく限られた状況だけと言えます。

ストロボはあくまでも補助的な道具で、写真を撮るうえで絶対的な明るさに影響するのは自然光(太陽光)なのです。ストロボが活躍するのは、自然光が遮られて影になっている場所や逆光時での撮影です。人工の光によって影を消したり、軽減するために使用するのです。また、ナイトダイビングや夕方の撮影時には当然ながら必需品ですね。

もうひとつ、ストロボには水中撮影にとって重要な被写体本来の色を再現するという役割があります。
ダイビングを始めるときに皆さんも習ったことと思いますが、水には光を吸収する性質があります。太陽の光が海に入ると、波長の長い赤やオレンジなどの光から順に消失してしまい、最後まで残るのは波長の短い青や紫などです。そのため、ちょっと深い水深で自然光撮影をすると、赤やオレンジのものは黒っぽく写り、全体にブルーのフィルターをかけたような写真になってしまいます。

そこでストロボの登場となるのです。
しかし、ストロボの照射光が届くのはせいぜい1メートル程度。その先は自然光に頼るしかありません。ですから、極端にガイドナンバーの大きい(明るい)ストロボは必要ないし、特に伊豆半島での撮影の場合は、ストロボ光を抑える機能のほうがむしろ必要なのです(※その理由はまたの機会に)。もっとも、強い光が必要な場合もありますが、それも限られた状況だけです。

では、どんなストロボがいいストロボなのか?

まず小型であること。そして照射角度が広く自動調光が正確に機能するストロボだと思います。特にデジタルカメラ全盛の時代となり、より正確な自動調光機能が必要不可欠になっています。
ときには「デジタルカメラなんだから、その場で画像を確認できる。いくらでも撮り直せるんだから、自動調光機能なんか必要ない」と言われる方もいらっしゃいます。ですが、私はその意見には反対です。

一瞬を切り取り、少ないチャンスをモノにできた瞬間、そのときこそがいい写真の誕生と私は思っています。
ワンチャンスはワンチャンス、撮り直しはきかないことが多い(これはフィルムもデジタルも同じことですが)、だからこそストロボ選びにおいて特に重要なことは自動調光機能と考えます。

そこで、私のお勧めはINONのD2000Sです。
価格、小型軽量、精度の高い自動調光機能、広い照射角度……いい条件をすべてを兼ね備えたストロボだと思います。
特筆すべきは照射角度です。T字形の発光体で照射するため、ストロボをどの方向から発光させてもほぼ同じ角度で照射できるのです。この機能は、特にワイド撮影には絶対重宝すること請け合いです。

いま、ストロボを何にしようかとお悩みのお客様に絶対お勧めの製品です。

●text by 千々松政昭

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