【作例】冬の富戸で健気に頑張るムレハタタテダイと水面。太陽のハイライト、周囲のグラデーション、魚の色などよく出ているのではないでしょうか。●撮影データ/Canon 5D MarkⅡ 16mmフィッシュアイ NautilusNEO 5D MarkⅡ Nautilus 430EX2 /Z240 マニュアルモード f11 1/200 東伊豆・富戸
先日、CaonoEOS5D MarkⅡのテスト撮影に出かけました。
2日間撮影して、成果はまずまず。
5DMarkⅡのハウジング&カメラコンビ。※クリックで拡大。
水中ハウジングは、もちろんテールオリジナルのNautilusNEO 5DMarkⅡ。どこよりも早くリリースし、すでに多くのカメラマンにご使用いただいております。が、ハウジング製作に忙しく私本人はなかなか時間をかけての撮影に出かけられず、先月末にようやく実現しました。
まず、ハウジングの使用感ですが、従来機種からのマイナーチェンジのため5Dとまったく変わらずいい感じ。ストロボ2灯(Nautilus430EX/Z240)をセットしても、水中重量は300グラムと片手で十分撮影可能です。前機種同様に水中バランスもよく快調でした。
ファインダーはストレートビューファインダー、45度ビューファインダー、ピックアップファインダーの3種類から選べます。ストロボは純正の430EX2 、580EXとの組み合わせでTTL撮影が可能で、水中ハウジングにはNautilus430EX2または580EXでOKです。
カメラ本体はどうかといえば、これまたいろいろ進化しています。
まず、液晶が見やすくなった点は特筆に値します。以前のものは撮影後に画像確認をすると、自分のイメージとかなり違う雰囲気の画像が映し出されてガックリし、その後パソコンで確認すると「アレ? きれいに撮れてるじゃん」といった感じでした。実際の映像が液晶画面上ではうまく再生できなかったわけですが、新しいMarkⅡの液晶画面でなら問題なく再現されます。一瞬、写真がうまくなったかと錯覚するほど。それだけで気分が乗ってきて、ますますいい写真が撮れそうです。撮影中に確認する画像の質の良し悪しは、想像以上にカメラマンの士気に影響します。
もちろん、視認性もよくなり、上からのぞき込んでもよく見えます。
※クリックで拡大
ストロボには430EX2(または580EX)+Nautilusハウジング。
その他の使用感は、格段によくなったという点はありませんが、設定で暗部の補正が可能など便利になった点は多く、今後いろいろ試してみたいと思います。
まだ2日間しか使用していないので、画像についてはなんとも言えません。でも、以前のものより色の再現力は上がっていますし、ややオトナシ気味だった「絵」が少し華やかな雰囲気に写る傾向ではないかという気がします。また、コントラストか強くなっている気もします。グラデーションや太陽の白とびは少し良くなっているようです。が、劇的に変わったという感じではありません。
このカメラを使っての問題点があるとしたら、関連のソフトでしょう。私はアドビのフォトショップCS3を使用しているのですが、このソフトでは5DMarkⅡのRAW現像ができません。新商品のCS4が必要となるのですが、まだ購入して1年程度しか経っていないのに新しい、それも高くなったソフトに変更しなければならないとは……。
ソフト屋さんも商売だから新商品を売らなきゃならないのはわかるけど、ちょっとえげつない気がします。おそらく多くのユーザーが同じ印象を持っていると思います。
こういったことやっているから、アメリカの企業は製品が売れなくなり、経営破綻する企業が続発したり、公的資金を投入してもらわなきゃならない事態に陥るのでは? 企業は本来、利益を上げる目的と同時に、社会に貢献する役目を担っているのではないでしょうか。
すみません、話が大きく横道に反れました。が、それだけ今回のアドビの措置には憤りを感じているのです。
でも、5D MarkⅡのカメラ+ハウジング(NautilusNEO)のコンビは、水中撮影には素晴らしい機材です。ぜひ導入をご検討ください。
●photo & text by 千々松政昭
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