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2009年10月

2009年10月30日 (金)

Nautilus GF1試用レポート1。

Photo
明るい水面をバックにスズメダイの群れを撮ってみた。●撮影/パナソニックGF1 7~14mmズーム S2000×2灯 絞り優先オート(f8) 東伊豆・富戸


Gf1NautilusGF1:幅150mm×高さ140mm×奥行き130mm とコンパクト、重さ1500gと軽量、価格128,000円とリーズナブル。

完成したばかりの水中ハウジング、Nautilus GF1。さっそく富戸の海に連れ出して、テスト撮影をしてきました。

中身のパナソニック LUMIX GF1の特徴は何といってもそのサイズ。世界最小・最軽量とメーカーが謳うだけあり、とにかく小さい。この特長を生かし、「ハウジングも超小型に」と当初は考えました。けれど、そうすると水中重量が重くなりすぎます。
そこで、女性でも片手で持てる大きさを維持しながら、ある程度の浮力を得られる大きさに仕上げました。その結果、水中ではとてもバランスのいい重量に仕上がりました。

さて、今回のNautilus GF1テスト撮影で使用した機材は次のとおり。
・ストロボ: S2000を2灯
・ポート: INONドームポート、オリジナルのコンパクトドームポート
・レンズ: 7~14mmズーム

オリジナルドームポートでは、いい結果が得られませんでした。被写体が1メートルほど離れている場合は問題ないのですが、最短撮影に近づけば近づくほどゴーストが発生。このセットでの使用はできないものと判断しました。
INONドームポートでの使用は問題なく、良好な結果が得られました。ただ、問題は大きさ。せっかくハウジングが小さいのに、ポートが通常の大きさなのでアンバランス。ポートが妙に大きく見えてしまうのです。今後、他社メーカーのコンパクトなドームポートもテストする必要があるかもしれません。

写真の雰囲気はパナソニックG1やGH1ととてもよく似ています。レンズの切れがよく、「コンパクトだけれど高画質」を求めるユーザーにお勧めです。オートフォーカスの性能やシャッタータイムラグも他社メーカーと遜色なく、コンパクトデジカメによくあるストレスは感じないと思います。

そうそう、今回は液晶部分を囲むフードをハウジングに取り付けました。そのおかげで撮影時の液晶画像の確認が大変見やすい。効果絶大でした。

思いつくままに使用感を書いてみましたが、そのほか知りたい結果やニュアンスがあればお気軽にお問い合わせください。もちろん、注文は随時受付中。ご連絡を心よりお待ちしております。

●photo & text by 千々松政昭

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2009年10月21日 (水)

CanonEOS7D試用レポート。

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高速で泳ぎ回る赤い稲妻(イトヒキベラ)も、オートフォーカスで簡単に撮影できました。●撮影/CanonEOS7D EF100mm D2000×2灯 絞り優先オート(f5.6) EV-1/3 東伊豆・富戸


発売したばかりのCanonEOS7Dを、完成したばかりのオリジナル水中ハウジングNautilusNEO 7Dに組み込み、さっそくテスト撮影をしてきました。使用したレンズは100ミリマクロと50ミリマクロ、そして24ミリの3種類。

オートフォーカスの性能が格段に向上! というのが第一印象。側距点が19点に増えたことと制御機能の向上のお陰でしょう。さらに、目標物に合わせて側距点をいくつかのエリアに分けて選択できるという機能が付属されたため、速い動きや複雑な動きをする被写体の場合でも、従来のように中心だけではなく自分の意図する場所で捉えやすくなりました。今回、フォーカスエリアの選択が容易なように、ハウジングにマルチコントローラーを加えてあります。
また、ファインダーの視野率が100パーセントになったおかげで、被写体がフレームアウトしてしまう確率が大きく減少し、ぎりぎりを狙ったアングルが自信をもって撮れるようになりました。

※クリックで拡大
Photo_3ハウジングはと言いますと、実績あるNEO50Dの改造版のため、大きな問題はありません。電源スイッチが付けられなかったのですが、一定時間が経過すると自動的に電源が落ちるので消費電力にはあまり関係ないでしょう。実際1日300カット撮っても、電池は1目盛り消耗しただけでした。

バランスもよく、水中重量はD2000を2灯付けた100ミリマクロのセットで1キロを切っています
これまで、私自身ハウジングは「より小さくコンパクトに」と思っていました。が、ただコンパクトであるだけでは駄目だと思います。運ぶことに重点を置きダウンサイジングばかり追究して開発すると、使用時の水中重量が重くなりがちです。たとえば、某水中専用カメラは全セットで2キロを超えています。そうなると、両腕を使っても長時間支えるのが困難で、じっくり構えて粘って撮るなんてことできません。1日撮影するとヘトヘト、かなりの重労働です。まあ、敢えてメリットを挙げれば「ウエイトを減らせる」くらいのことでしょうか。
そんなわけで、ハウジングが巨大になりすぎるのは問題かもしれませんが、多少は大きくなっても水中重量を抑えるほうがベターと考えます。水中重量500グラム程度が理想的なハウジングの姿と思います。

それにしても、これだけ早いペースでカメラが進歩していくと、機種選びやハウジングのセレクションなどユーザーは大変です。商品サイクルを考えると、これからは価格設定やハウジングのリリースをいかに早くするか求められでしょう。その点も考慮し、これからも皆様に選ばれるハウジングを開発していきたいと思ってます。

●photo & text by 千々松政昭

(ウツボの写真)
視野率100パーセントになったおかげで、フレームをぎりぎりまで有効に使った構図づくりが可能。写真の仕上がりの雰囲気は、5D MarkⅡとそっくり。●撮影/CanonEOS7D  EF50mm D2000×2灯 絞り優先オート(f5.6) EV-1/3 東伊豆・富戸

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2009年10月19日 (月)

中村直樹様の写真集が新発売。

Photo※クリックで拡大

テールの古くからのお客様、中村直樹様の写真集が小学館スクエアーから新発売となりました。おめでとうございます!
タイトルは『etau 青の旅人』
アタウとは、パラオの言葉でスコールという意味。
                                                       ※クリックで拡大
Photo_2中村さんは40年以上ダイビング&撮影を続けてこられた超ベテランで、写真の腕前もプロ級。撮影の舞台はパラオをメインとする世界中の海。満を持して出版されたこの写真集は、その集大成というべきもの。素晴らしい写真の数々が掲載されています。
特に、ナイトダイビングで撮影された魚のヒレや体表をクローズアップしたものや、色とりどりの海中を捉えた作品は必見です。

amazonをはじめ多くのネット書店で販売されていますので、ぜひお求めください。横浜近辺の方でしたら、テールでも取り扱っているのでご来店ください。

●text by 千々松政昭

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2009年10月17日 (土)

早くもEOS7D対応 NautilusNEO完成!

Neo_canon7d_2※クリックで拡大。

先月末のブログで紹介したCanonEOS7Dのハウジングが完成しました。アクリル製のNautilusではなく、ABS樹脂ブロック削り出しのNautilusNEOです。

なぜこれほど早く完成したか種明かしをすると、Canon 40/50D用のNautilusNEOハウジングを改良して作製したからです。カメラを購入して実際に検証したところ、ボディの大きさは50Dとほとんどど同じ。やや7Dのほうが大きいため、40D/50Dのハウジングを数カ所削ることで対処できたのです。もちろん、強度には問題ありません。

スイッチもほとんど同じ位置に付いており、背面のアクリル板の部分こそ流用できませんでしたが、その他は問題ありませんでした。ただ、電源スイッチだけはどうしても取り付けられず、その点についてはあらかじめご了承ください。

CanonEOS7D対応のNautilusNEO発売にあわせ、現在ご使用中のNautilus40/50Dの改造も受け付けを開始いたします。納期は約2週間、金額は84,000円です。

ご注文を心よりお待ちしております。

●text by 千々松政昭

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2009年10月15日 (木)

NautilusGF1完成!

Nautilus_gf13 ※クリックで拡大

先日。この機材インプレッションで紹介したパナソニックGF1、テールではさっそくハウジングを完成させました。もちろん、オリジナルブランドのNautilusです。

GF1の特徴は、何といっても小さくて軽いボディ。世界最軽量をうたっているカメラです。それを生かして、わがNautilusGF1も幅150mm×高さ140mm×奥行き130mm 、重さ1500gという小型軽量。某メーカーのコンパクトカメラ並みのサイズです。ポートはINON製を取り付けましたが、ネクサス製品を装着するタイプにも製作可能です。

気になるお値段は、今回はサイズに合わせて価格も超リーズナブル。128,000円に設定しました(※グリップ・ポートは別売)。一眼レフで撮影したいけど、ハウジングの大きさや重さが……金額が……と悩めるダイバーの皆さんにお勧めです。

水中での実力については、来週には撮影画像を紹介できると思います。
いましばらくお待ちください。

●text by 千々松政昭

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2009年10月 9日 (金)

Canonユーザー待望、“L”の100mm登場。

Ef100mm_f28lis_usm
“L”と称され、Canonのラインナップでは最高ランクの位置づけとなるマクロレンズはこれまで発売されておらず、水中ユーザーは少々不満を感じておりました。が、先日やっと待望のEF100mm F2.8LマクロIS USMが新発売となりました。

このレンズのすごい特徴のひとつは手ぶれ防止機能。角度ブレ(手ブレ)とシフトブレ(カメラの上下左右のブレ)という2つのブレを検知、補正するという「世界初の機能」を搭載、ブレにはめっぽう強いという触れ込み。

そう、100ミリクラスのマクロレンズになると、ブレの危険性はどうしてもつきまとう。これまで撮影した写真を精査すると、たいてい多かれ少なかれブレが生じています。シャープに撮れているようでも、画面を拡大すると輪郭が二重になっていたりします。
ストロボ撮影の場合、光を受けた部分が明瞭に写るため一見ブレがないようですが、大半の写真には「隠れブレ」が存在しているものです。新たに発売されたEF100mm F2.8LマクロIS USMは、こういった問題点を大きく改善してくれる救世主になってくれそう。期待大です。

発売されたばかりで、まだ適合するもポートを確認しておりません。でも、EXTリングを組み合わせれば使用可能だと思い。あ~、早く使ってみたい。

●text by 千々松政昭

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2009年10月 5日 (月)

民生機の最高峰、Canon XL H1s用Nautilus完成。

Nautilus_canon_xl_h1s
約6週間という工期をかけ、オーダーメイドのビデオカメラ用Nautilusハウジングがついに完成! 今回はタイのお客様から発注いただきました。

内蔵するのは民生機の最高峰、プロカメラマンも使用する高級機、CanonXL H1s 。レンズ交換OK、フィルムカメラのレンズも取り付けられるというすごいビデオカメラです。

「すべてのスイッチを使用したい」
というのがお客様の希望。これは大変なオーダーです。約40カ所のスイッチをハウジングに取り付ける作業は予想通り茨の道で困難を極めましたが、なんとかクリア。外部モニター用のコネクターまで装備した製品に仕上げました。

側面15ミリ、後面30ミリ、前蓋25ミリと極厚のアクリルを使用、水深30メートルまで耐えられます。大きさは縦400ミリ×高さ340ミリ×幅330ミリ、重さは14キロもあります。これまでに作製したハウジングでは1、2を競う大きさでした。

こういった大型ビデオカメラや業務用カメラからハンディサイズのファミリー向け機種まで何でもござれのアクリル製ハウジング、Nautilus。価格も抑えられるので、最近は業務用のお客様も増えています。

水中に持ち込んでみたい機種があったら、何はともあれテールにご一報ください。
どんなことでも御相談に応じます。

●text by 千々松政昭

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2009年10月 3日 (土)

NautilusハウジングにNEWパーツ完成。

115mm_f4
※クリックで拡大

大口径レンズをお持ちのお客様や、F4ユーザーでデジタルへの移行をお考えのお客様に朗報です。

これまで、Nautilus一眼レフハウジングにはM100mmネクサスマスター用ポートしか装着できませんでしたが、このたび115mm F4用ポートが取り付けられるパーツを製作しました。これにより、Nautilus一眼レフハウジングにもF4用のポートが装着できるハウジング製作が可能となりました。

詳しくは、お気軽にテールまでお問い合わせください。

※常時在庫が少数のため在庫切れの場合もあり、
 お渡しまでに6週間程度かかることがあります。ご了承ください。

●text by 千々松政昭

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