2009年7月 9日 (木)

1匹だけ違うヤツが……。

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順番待ちのアイゴを押しのけ、ホンソメワケベラにクリーニングしてもらっているキタマクラ。図々しいというべきかたくましいというべきか。●撮影/東伊豆・富戸

ダイビングしていると、ときどき妙に魚が溜まっている場所があります。そこはたいていホンソメワケベラのクリーニングステーション。指くらいの長さの小さなベラが、踊るような独特の泳ぎをしながら自分より大きな魚の体を突いたり口の中に潜り込んだりして、寄生虫やら傷ついたウロコやらを食べています。

テールのメインフィールド、東伊豆・富戸でもクリーニングステーションがあり、この時期多く集まっているのはアイゴの若魚。ヒレを全開にして中層にホバリング、ホンソメワケベラに身をさらけ出しピクリともしません。体色もふだんと変わっていて、実に気持ちよさそう。また、喧嘩もせず仲よく順番待ちしている姿はほのぼのとした風景で、こちらまで和やかな気分になってきます。

しかし、今日はちょっと変。
アイゴの群れの中に一匹だけ違う魚が……と思ったら、キタマクラでした。「北枕(きたまくら)」とはまた縁起でもない標準和名ですが、もともとは漁師のあいだの呼び名だったようです。フグの仲間だけあって皮膚や肝臓などに毒があり、食べると北枕で寝かされる(死んでしまう)からというのが由来。

さて、このキタマクラを観察していたところ、行儀よく順番待ちをしているアイゴとは全然違って不作法な振る舞い。アイゴを押しのけ、強引にホンソメワケベラの前に躍り出て、「早くやって!」とばかりにせかします。
よほど痒いところでもあったのか、たまたま自己主張の強い個体だったのかはわかりません。でも、似たようなヤツは人間社会にもいますよね。ヒトでも魚でも、どこの世界も似たようなもかな、と思うのは自分だけでしょうか。なんにしても、見ていて飽きないシーンでした。

●photo & text by 千々松政昭

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2009年7月 3日 (金)

カワハギの産卵。

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産卵床に放卵、放精をするカワハギのペア。今の時期、東伊豆・富戸でよく見られます。
●撮影/パナソニックDMC-GH1 14-140ズーム S2000×2灯 シャッタースピード優先オート(1/125) EV-1/3 東伊豆・富戸


あちらこちらで生き物たちの命の営みが見られる初夏の海。前回のイトヒキベラに引き続き、今度はカワハギの産卵らしき行動を見ました。

場所は砂地の海底。
口をすぼめて(というかカワハギの口は元々すぼまってますね)海水を吹きかけ、砂をふーふーと吹き飛ばしているシーン。目につく行動なので、一度気づくとあっちこっちで行なわれていることがわかります。

この行動は砂中の獲物を探すためという場合もあるようですが、今回はどうやらメスが産卵場所をならしている模様。体色も普段の地味な灰褐色やグレーではなく、黄色の縞模様が浮き出ていて、とてお同じ魚には見えないほどです。

オスはその周囲をクルクルと回っているんですが、ときどき姿を消します。単なる気まぐれというわけではなく、周囲に気を配ってのパトロールのようです。他のオスが自分のテリトリーに入って来ないか、敵が近寄ってきていないか見回っているというわけ。近寄ってきたライバルに気づくと、一気に突っ込み追っ払います。

産卵の準備が整うと、オスはメスのおなかをやさしく愛撫するように突つきます。やがてメスがつくった産卵床に2匹並んで産卵と放精。最後にメスが口で海底をフーフーと吹き、卵に砂をかぶせて終了となります。
その一方、オスは再びテリトリーの巡回に出かけます。

こうした一部始終を観察していると、軽く30分以上かかります。でも、実際に見ているときはあっという間に時間が経過しています。30分というのはタンク1本のダイビング時間から考えると決して短くはありませんが、この感動を味わうためには十分価値があると思います。

●photo & text by 千々松政昭

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2009年6月27日 (土)

イトヒキベラの産卵。

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普段はどちらかといえば地味な存在のイトヒキベラも、この時期は艶やかな婚姻色がみごと。●パナソニックDMC-GH1 14-140ズーム S2000×2 シャッタースピード優先オート(1/125) EV-1/3 東伊豆・富戸


初夏は、海の生き物たちの産卵の季節。
伊豆半島で観察しやすいのはベラの仲間で、特にイナズマベラやニシキベラの産卵はよく見られます。浅場に多いイトヒキベラの産卵シーンには今まで遭遇したことがなかったのですが、先日初めて見ることができました。

ベラの産卵にはいくつかパターンがあり、そのひとつに一匹のオスに多くのメスが群がって激しく泳ぎまわりながら、ある瞬間にヒョイと下層から中層に飛び出し頂点で放卵・放精するというスタイルがあります。イトヒキベラも基本は同じですが、今回見たときは一匹ではなく数匹のオスが混じっていました。

初めて見る産卵行動に圧倒されて熱くなり、夢中で撮影した1時間。水の中では全然寒さを感じることはありませんでしたが、エグジットする段になって体が芯から冷えていることに気づきました。
考えてみたら、イトヒキベラの産卵に気づいたとき、すでに1時間ほど潜っていたのです。初夏とはいえ6月の伊豆の海、トータル約2時間も潜っていれば当たり前ですね。

●photo & text by 千々松政昭

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2009年6月20日 (土)

海底のクエスチョンマーク。

Photo砂に頭を突っ込みゴソゴソ。何をしているのかと思ったら、どうやら砂中に潜む獲物を探している模様。外に出ている長い体はバランスを取るためかいろいろ形を変え、見方によってはいい被写体。●撮影/Canon EOS KissX3 EF24mm D2000×2 マニュアルモード(f5.6 1/90) 東伊豆・富戸


先日、東伊豆・富戸で撮影していたときのこと。ひょろりと長い体に、大きな斑紋があるウミヘビの仲間を見つけました。ウミヘビといっても爬虫類ではなく、魚類のウミヘビです。

そいつは砂の中に顔を突っ込み、体をクネクネさせつつ逆立ち状態。砂の中で何者かと格闘しているようです。そのとき長い体が一瞬だけ「?」という形に! すかさずシャッターを切りました(写真上)。やっと砂から顔を出したので口元を見てみると、何やらモグモグ動いています。砂の中に潜んでいた獲物を捕らえたのでしょう。

この写真をあとから見返していて、ふと某有名カメラマンの言葉を思い出しました。先日飲み会の席でご一緒したのですが、ある人の「写真とは一言でいうと何ですか?」という質問に、そのカメラマンは「人が気づかない一瞬や、見えない美しさをとらえることだと思う」との返答。まさにそうだと思います。

ところで写真のウミヘビの仲間、撮影中はモンガラドオシだと思っていました。ただ、モンガラドオシは普通ダイバーに気づくと一目散に逃げるものですが、こいつは目が合っても全然平気。それどころか、カメラに突進してくる始末。どうやらゴイシウミヘビという別の種類だったようです。今までも勘違いしていたのかも。

●photo & text by 千々松政昭

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2009年6月12日 (金)

ドラマチックな初夏が好き。

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ナワバリ争い真っ最中の小型のフグ、キタマクラ。ふだんの地味な体色と性格からは、この派手な婚姻色と激しい戦いは想像もつきません。●撮影/Canon EOS KissX3 EF24mm D2000×2  マニュアルモード(f8 1/125 ISO200) 東伊豆・富戸

初夏、伊豆の海はとてもドラマチック。
魚をはじめカニやヤドカリ、イカ・タコや貝類などあらゆる生き物たちが繁殖シーズンを迎えているからです。夏を間近にひかえ、水温の上昇とともに餌となる微小生物がドンドン増えてくる。あったかいし餌も豊富だし、一年で最も生きやすい時期です。生まれたての仔魚や幼生も生き延びる確率が高く、子孫繁栄にはベストなシーズンなのでしょう。

そんなわけで、目を凝らしてみると、ナワバリ争いや求愛、交接や産卵、さらには孵化(ふか)まで、命を繋ぐための行動をあちこちで観察できますよ。私もついこの間の富戸で、生き物たちが織りなす様々なドラマを撮影できました。

一般に、「伊豆のベストシーズンは秋」と思われています。確かに、死滅回遊魚に彩られ、透明度も上がってくる秋の海もいいものですが、個人的にはドラマチックな「いま」が大好きです。

●photo & text by 千々松政昭

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2009年6月 5日 (金)

「美味しそう」と思うのは私だけ?

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マダイの子供たち。ホンソメワケベラもお供してます。●撮影/Canon5D MarkⅡ 50mmコンパクトマクロ 430EX2×Z240 絞り優先オート(f 5.6 EV-1/3) 西伊豆・安良里

先日、西伊豆・安良里の海でのこと。
一人で撮影をしていたら、何やら桜色の小さい魚がやたらと目に付きました。マダイの幼魚です。大きさは手のひらサイズ。そう、塩焼きにちょうどいい大きさ。

マダイは古来からお馴染みの魚だし、縁起物として重宝されています。「桜鯛」と呼ばれる春先のマダイもありますが、一般にはいわゆる旬とされる季節がないマダイ。いつ食べても美味しいし、優雅な桜色と立派な姿は目にも楽しく、昔から日本人に愛されてきたのでしょう。

……そんなわけで、というか。
水中で泳ぐマダイは確かにとても綺麗な魚ではあるんですが、眺めているとついつい「美味しそう」と思ってしまいます。そーゆー感覚って私だけかな?

●photo & text by 千々松政昭

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2009年6月 2日 (火)

千載一遇のチャンス。

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この日、朝一番でイワシがキビナゴの子供を襲撃! 捕食は逃れたものの、弱ってしまった小さなキビナゴたちも多く、それを狙ってベラやら何やらいろいろな魚たちが集まってきていました。画像はイワシのおこぼれにありついたキンセンイシモチ、といったところ。●撮影/Canon5D MarkⅡ 50mmコンパクトマクロ 430EX2×Z240 マニュアルモード(f 8 1/125) 東伊豆・富戸

水中写真は時間との戦いです。
陸上での撮影は何時間でも粘れますが(それこそ体力が続くなら一日中でも)、水中写真はいろんな条件からせいぜい1時間で写真を完成させなければなりません。
また、撮影範囲も極度に限定されます。というのも、透明度の問題が大きい。陸上なら横浜から富士山の写真を撮ることだってできるし、極端な話、機材さえそろえれば何光年も離れた星の撮影だってOKです。が、水中ではどれほど状況がよくても数十メートル、悪いときには数十センチ。
だからこそ、千載一遇のチャンスを逃すわけにはいきません。

その意味で、写真派のゲストをガイドしていると歯がゆい思いをすることがあります。それは準備の悪さ。
たとえば、潜降を開始してから水中でカメラの電源を入れる方がいます。見ていて何だかもどかしい。実は、エントリー直後に絶好の被写体に巡り逢うということは意外に多いものなのです。だから、事前にカメラとストロボの電源をONにし、撮影モードも設定してから潜るべきだ、と私は考えます。

また、移動中も常にすぐシャッターが切れるようにしておきたい。使用頻度の高い、あるいは汎用性の高いモードにセッティッングしておけばすぐにシャッターが切れます。そして、その場の撮影が終わって移動を開始するときも、カメラの設定をニュートラルな状態に戻しておくことをお忘れなく。

こういった細かいけれど大切な下準備と、常に撮影に向かう心構えこそが、千載一遇のチャンスをものにすることに繋がる思うんです。

●photo & text by 千々松政昭

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2009年5月29日 (金)

透明度の悪いときは超浅場。

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水深2メートルほどの浅場で撮影したクロホシイシモチ。ホンダワラの林の中では、いろいろな魚や生物が暮らしています。●撮影/Canon EOS 5DMarkⅡ 24mm 430EX2+Z240 絞り優先オート(f 11 EV-2/3) 東伊豆・富戸

初夏、なんだかワクワクする季節。
でも、近場の海中は少々……いや正直言ってかなり濁ってくる季節。

水温の上昇とともに植物プランクトンが増え、それに伴って動物プランクトンも増え、また海藻の繁茂や雨などの影響も重なって透明度が悪くなるのです。でも、これも自然界では重要な営み。ダイバーにとっては厄介者のプランクトンも、生まれたての海洋生物の幼生や仔魚にとっては大切な食べもの。生き物たちの繁栄にはなくてはならない重要なものなのです。

そんな季節にお勧めなのは、超浅場。春から初夏にかけての浅場は海藻が茂り、しばしば広い藻場となって生き物たちに絶好の隠れ場を提供しています。つまり、水中写真にはもってこいの環境。
また、浅い海底は太陽光線が十分に届き大変明るい。快晴のときにあおって撮れば、空の青さを味方につけて海水の緑かぶりも抑えられ、ワイドの写真も十分撮影可能なのです。

今回ご紹介の写真も、5月中旬の富戸で撮影したもの。どうしょう、伊豆の雰囲気が感じられると思いませんか。

●text by 千々松政昭

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2009年5月22日 (金)

デジカメの思わぬ効果。

Photo※クリックで拡大
「うわ、なんだ何だ?」という感じのネジリンボウ。これもプレ発光効果。●撮影/Canon 5D MarkⅡ 100USMマクロ 430EX2+Z240 マニュアルモード(f5.6、1/200) 東伊豆・富戸


ご存じの方も多いでしょうが、ストロボ撮影を行なう場合、デジタルカメラは2段発光をしています。まずプレ発光があり、そのあとに「本番」が光るわけです。

プレ発光は人間の目には感知できないようですが魚にはわかるようで、プレに驚いて本発光直前に逃げてしまうこともあります。光に敏感な魚には厄介だけれど、ものは考えよう。これが思わぬ効果として現れることがあるんです。
たとえば、今回紹介する写真。ネジリンボウがプレ発光に驚き、ビクッと動いた瞬間を本発光が捉えたもの。「自然ではない」と言われそうだけど、動きが実にリアルでしょう? フィルムカメラでは、このような写真は不可能に近いのではないでしょうか。

ただ、気をつけるべき点はシャッタースピード。1/125秒以下で撮ると、被写体ブレが発生しやすいので要注意です。また、プレ発光が複数回行なわれる機種もあるので、これから一眼デジカメの使用を検討している皆さんは、このあたりも重要な要素。ご注意を。

●photo & text by 千々松政昭

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2009年5月19日 (火)

ミニなコウイカたちの産卵ラッシュ!

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スジコウイカの求愛。今ごろのシーズンだとあっちこっちで見られます。ただ、透明度がいいときは求愛していることが少ないようで、むしろ天気がぐずつき視界も悪いときが狙い目。●撮影/Canon 5DmarkⅡ 430EX2+Z240 50mmコンパクトマクロ マニュアルモード(f5.6 1/125) 東伊豆・富戸


伊豆半島からやっと戻ってまいりました。
長期滞在していたため、前回はブログ更新が滞ってしまいましたが、もうすぐ伊豆のお店(テールクラブハウス)もインターネットが開通する予定。そうなれば、海辺からのブログ更新が可能となり、フレッシュな情報をお届けできるでしょう。乞うご期待!

さて、今週の話題はイカ。
伊豆半島で見られるイカといえば、大きくて派手なアオリイカが注目されがちですが、今の時期なら10センチに満たないほどの小さなコウイカの仲間こそが魅力的。まさに繁殖行動のピーク、ドラマチックな求愛や産卵行動を展開しています。

専門家によると伊豆で見られる小さなコウイカは何種類もいるそうですが、その中でもスジコウイカとボウズコウイカはダイバーの目に付きやすい。この2種は姿形がよく似ているので、大半の方は区別していないようです。でも、その生態はまったく違うんです。

まず、スジコウイカ。砂地や転石の海底を好むので、求愛や産卵を見る(撮る)にはそんな環境のところをていねいに探しましょう。見つけたら静かに観察してみてください。この時期ならいろんな行動や表情を見ることができますよ。例えば、求愛です。
スジコウイカの求愛は、大きなオスが中央の2本の腕を持ち上げ、メスにアタックします(写真上)。「アタック」といっても突進するだけで、体をぶつけ合うことはありません。このとき体色を激しく変化させるのですが、一瞬のことなので撮影はとても難しい。また、円を描くように動きまわるので、フォーカシングも一苦労。
そこで、求愛に夢中で動きの激しいオスは“捨てる”ことが撮影のポイント。あまり動かないメスにピントを合わせておいて、そこにオスが突進してくるのを待つんです。この方法ならけっこううまく撮れます。ただし、光にはとても敏感。強いストロボ光を照射すると驚いて逃げてしまうので、ISO感度を上げて弱い発光で撮影するといいでしょう。

Photoボウズコウイカ(写真左)、コウイカには珍しく岩場や岩礁に生息しています。スジコウイカと違い、メスのほうがオスより体が大きいようです。ふだんは岩の下などに隠れているのですが、今の時期は外に出ていることが多いんです。もちろん、繁殖シーズンだからでしょう。
大きなメスを見つけたら、近くに必ずといっていいほど目立たない小さなオスがいます。交接の機会を辛抱強く待っているんです。チャンスと見れば、直線的にメスにダッシュ、腕を代わるがわる伸ばし、体色も変えながらアピールします。
無事に交接が終わると、メスは小さなカイメンに卵を産みつけます。アオリイカの産卵は簡単に見る(撮る)ことができますが、ボウズコウイカの産卵の瞬間は稀です。撮影できれば、超ラッキー! 実は先日、その超ラッキーに遭遇したゲストがいらっしゃいました。

このボウズコウイカもスジコウイカ同様、あまり天気のよくない日や透明度の悪いときに姿を見せることが多いんです。この時期の伊豆半島は「水が濁ってる」「魚も少ない」などなど、ダイバーには不人気のようですが、それはホントにもったいない。水中ではこんなに素晴らしいシーンが繰り広げられているんですから。
さらに、これからの伊豆半島ではテンジクダイの仲間も産卵シーズンを迎え口内保育も見られますし、ウミタナゴの“出産”などなどベビーラッシュが続きます

そして宣伝。テールでは6月末まで「2ダイブで10,000円(税別)!」というキャンペーンを実施中。ぜひ、ご利用ください。詳しくはコチラ

●photo & text by 千々松政昭

●写真(中)/ボウズコウイカやスジコウイカ、ミサキコウイカといった小さなコウイカたちは、カイメンに産卵することが知られています。●撮影/Canon 5DmarkⅡ 430EX2+Z240 50mmコンパクトマクロ マニュアルモード(f8 1/125) 東伊豆・富戸

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